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イエスの風 No,59

更新日:2019年12月8日


コヘレトの言葉4章9~12節、 ヨハネによる福音15章13、14節 「友よ…」

 

 今日、神様は、あなたを祝福しておられます。あなたは、大切な人です。祝福のしるしは、いろんな所にちりばめられています。出かけて行き、お気に入りのものを探し、宝物を見つけるように、神様の祝福を見つけて欲しいのです…。

 先日、ローマ教皇フランチェスコが来日し、青年たちに向けてお話しになったことが心に深く響いています。「最も大切なことは、何を持っているか、何を得られるか、ではなく、誰と(人生)を共有できるかと言うことに気付くこと。『何のために生きるのか』ではなく、『誰のために生きるのか』にフォーカスすべきだ。『私は何のために生きるのか』ではなく、『誰のために生きるのか』『私は誰と人生を共有するのか』を…」

 「誰のために生きるのか」と問われて、心にその「誰か」がすぐに浮かぶ人は幸せです。それは、神様の祝福のしるしです。「誠実な友は、堅固な避難所。その友を見いだせば、宝を見つけたも同然だ。誠実な友は、何ものにも代えがたく。その素晴らしい値打ちは計りがたい。誠実な友は、いのちを保つ妙薬。主を畏れる者は、そのような友を見いだす。主を畏れる者は、真の友情を保つ。」(旧約聖書続編シラ書6:14~17)

 「誠実な友」と呼べる、その「誰か」を探して欲しい。見つけて欲しい。そして、大切にして欲しいのです。人生に友を見出すことは、本当に大切です。それは、誰に教えられなくても十分に分かっているでしょう…。そして、そのことで悩み、傷ついているのも本当です。友のことでがっかりしている人もいるでしょう。もう、そんな人要らない…、一人で生きようと心に決めている人が居るかも知れない…。

 でも、神様は、私たちに呼びかけて居るのです。「ひとりよりもふたりが良い。共に労苦すれば、その報いは良い。倒れれば、ひとりが友を助け起こす。…ひとりが攻められれば、ふたりでこれに対する。三よりの糸は切れにくい。〜友を見いだせ。共に生きること。誰かを大切に思って生きること。それは、あなたのいのち、力…。」友を見いだすことを諦めないで欲しい。友の存在を見くびらないで下さい。友は、居ても、居なくても良いのではない。本当に必要なのです。神様が、あなたに与えたい恵みであり、祝福なのです。

 そして今日、神様は、あなたを招いています。「あなたが、誰かの、ふたりの内のひとりになりなさい。誰かの友になりなさい…」神様は、友だち作りの名人。イエス様は、友だち作りのマスター、グル、師匠…。そもそも、人生の友を得ることは、イエス様の御業、神様の恵みによること…。神様は、今日もあなたの内に働いて下さる。あなたと誰かを出会わせて下さるのです。

 神様の祝福は、今日ここにあります。あなたのそばに居る人によって…。そして今日、あなたが神様の祝福になることが出来る。隣の誰かに声をかけることで。手を差し延べ、大切にすることによって。

 友が居ないと嘆かないで欲しい…。友に傷つけられ、失望していたとしても、諦めないで欲しい。想い起こして欲しい。私たちの友となるために、天より降り、十字架につきよみがえられた方を。「友のためにいのちを捨てること、これ以上に大きな愛はない。」と言い、裏切られ、見捨てられても、その愛を貫き通された方を。

 何よりも先ず、イエス様が、あなたのことを「わたしの友」と呼んでおられます。これこそ、神様の祝福。あなたは、祝福された人です。



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