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イエスの風 No.2

 今週の聖日のために準備した説教です。フリーになって、どこかに呼ばれない限りは、好きな場所で、家族や気心知れる友人と共に主イエス様のことを想い起こし、パンを裂き、杯を交わし、一週間の祝福を祈りつつ、共に過ごしています。会議や何かに追い立てられることもなく、時計を見ないで、ただ風に吹かれるように安息日を味わっています。そして、そこで話させていただいています。私にとって、説教を聴いて下さる人たちがいることは本当に恵みです。これからも、毎週説教の準備をしようと思います。私を通して主イエス様が語られる言葉を必要としている人がいると信じて。その人たちを心に想い描きつつ…。  説教を個人的に配信を希望される方は、メッセンジャーにてご連絡下さい。 マタイの福音書11章25〜30節「わたしのところに来なさい」  疲れ果てていませんか…。何もかも上手く行かなくて、思い通りにならずに…。人生の向かい風に遭い、一生懸命前に進もうと頑張っているのだけれど、一向に進まないのです。だからと言って、その頑張りを止めることが出来ません。それを止めてしまうと、どうにもならなくなってしまうのではないかと恐れるのです。  「そうです、父よ。これがみこころにかなったことでした。」(26)と主イエス様は、天を見上げて、父なる神様を誉め称え、祈られました。何がみこころにかなったことだと言われたのでしょうか…。それは、イエス様がお働きになった町や村で、人々が心を閉ざし、イエス様は受け入れてもらえなかったことです。さらには、救い主の到来を告げ、人々に神に立ち返るように説いたバプテスマのヨハネが捕らえられてしまったことです…。主イエス様は、御自分の周りに集まった人々に訴えかけ、頑なな態度をお責めになりました。  人々に受け入れてもらえない中を歩むこと、またそのような頑なな人々と向き合うことは本当に大変です…。心は嘆き、怒りに燃え、嵐が吹き荒れて…、疲れ果ててしまいます。しかし、皮肉なことに、たとえどんなに私たちが嘆き、怒り、疲れ果てても、状況はさほど変わらなかったりするのです…。  主イエス様は、嘆かれた、怒った、その心は嵐にさらされた…。けれど、その時、ふと目を上げられた。何かに促されるかのように、「天地の主であられる父よ。あなたをほめたたえます。」(25)このイエス様の言葉の響きに、何か風のようなものを感じます。息詰まる状況の中で、ふっと風が吹き抜けるような感じです。イエス様に向かって、優しい風が吹いたのではないかと想像するのです。  あなたも、怒りを覚え、呼吸できなくなってしまっている時に、何か突拍子もないことが起こって、心が解かれ、気が抜けてしまうようなこと、思わず笑ってしまうようなことを経験したことがあるでしょう。  イエス様は、天の風に吹かれた。そして、天を見上げた。父なる神を見上げたのです。その時に、イエス様の心にあった嘆きや怒り、嵐が止んだ。そして、イエス様の唇から賛美の歌が生まれて来たのです。  「天地の主であられる父よ。あなたをほめたたえます。これらのことを、賢い者や知恵ある者には隠して、幼子たちに現してくださいました。そうです、父よ。これがみこころにかなったことでした。すべてのものが、わたしの父から、わたしに渡されています。それで、父のほかには、子を知る者がなく、子と、子が父を知らせようと心に定めた人のほかは、だれも父を知る者がありません。」(25~27)  この地上で、私たちの目の前で繰り広げられる様々な出来事、自らの愚かさ、人々の過ち…、そんなことに目を向け、見つめ続けていたら、私たちは息が詰まり、途方に暮れてしまいます。そんな現実の中、自分の力でどうにかなる、何とかしなければと頑張り続けていたら、疲れ果ててしまいます。  けれど、イエス様は、私たちの中に天の風を吹かせて下さいます。聖霊の風を吹かせ、私たちの目を上に向けさせて下さるのです。  「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」(28~30)  イエス様は、あなたを招いておられます。「わたしのところに来なさい。」私たちを休ませ、癒そうと招いておられます。私たちが日々経験する様々な休み、癒し、平安の中に、主イエス様はおられます。イエス様は、あなたを癒そうとして、日々お働きになっているのです。また、父なる神も、イエス様になさったように、天から風を吹かせ、あなたの目を天に向けさせ、あなたを解放して下さいます。  今日、主イエス様は、あなたを誘っておられます。主イエス様ご自身が、父なる神の御許で休み、癒され、平安を得られたのです。それ故に、私たちをお誘いになるのです。主イエス様は、あなたの闘いをご存知です。あなたの思い煩いを。何かあなたを疲れ果てさせているのかを…。  休みませんか。「わたしのところに来なさい」今日、主イエス様の御許に身を寄せて、休みましょう。そして、主イエス様から新しい力を得て、主イエス様と共に新しい出発をしましょう。主イエス様は、今週もあなたと共に歩んで下さいます。

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